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がん細胞の転移を抑えるメカニズムを発見

特殊法人の理研は様々な先端的な研究を積極的に行なっていますが、その中で発見されたのががん細胞の転移を抑えるメカニズムを見つけたというものです。
がんは現代の難病と言われており、いまだ容易に治療できる最善の方法が見つかっていない状態です。
その大きな理由に、がん細胞は転移を起こすことが難しさの原因となっています。

がん細胞は一つの場所で症状を発生しますが、その後は転移という現象を起こし、体内の別の部分でもがんの症状を発症するようになります。
転移はどのようにされるのかこれまで解明されておらず、多くの医師達を悩ませる問題となっていました。
ですが、今回理研がこの仕組みを発見したことによって、がん治療の大きな一歩になる可能性があると見られています。
転移の仕組みが分かるということは次に転移する可能性がある場所を特定することができるため、そのための対策もとりやすくなります。

また、転移の可能性がある場所に先に予防を行なうことで、転移を引き起こさずに済む可能性もあります。
このように、今回の仕組みについての研究がさらに進めば、がんの転移に悩まされない時代も到来する可能性があります。
もちろんこうした発見からすぐに新しい技術が開発されて医療に新しい風が吹くようになるというのは難しいですが、近い将来がんがそれほど難しい病気ではなくなる可能性もあるのです。

がん細胞の転移に関わる因子とは

がん細胞の転移には様々なものが関係していると言われていますが、その中でも特に重要視されているのがコータクチンと呼ばれる因子です。
理研は今回このコータクチンに注目して研究を進めていました。
理研が発見したのは、コータクチンがタンパク質であるということです。
そして、細胞質と細胞核との間を行き来していることを発見しました。

これががん細胞の転移の仕組みを解明するきっかけとなり、大きく研究が進むことになりました。
理研はここからさらに研究を進めて、コータクチンがどのような仕組みで働いているのかを詳細に解明しました。
その結果が今回のがん細胞の転移の仕組みの全体像を明らかにする結果につながったということです。

創薬にも新しい風が

今回の新しい発見は創薬にも新しい可能性が見いだされています。
転移を抑える働きのある薬を作るのに今回の発見は役立つされており、がんの薬の開発にまた新しい風が吹くことになりそうです。
製薬メーカーなどもこの研究にいち早く注目しており、新しい新薬の開発に向けて動き出している企業も出てきていることが予想されます。
今後もさらに新しい発見が続く可能性がある今回の研究は、今後も注目すべき研究トピックと言えそうです。

理研、がん細胞の転移を抑える仕組みを見つける